皆さんは普段食品を買うときに添加物の表示をみているでしょうか?
コンビニやスーパーで購入できる食品には、添加物が多く含まれているものもあります。
その中でも体に有害なものや害の少ない添加物が存在します。
今回は普段私たちがスーパーやコンビニで購入している食品について、添加物の危険性を解説します。
この記事を読むとこんなことがわかるよ!
・体に悪い添加物
・体に悪い添加物が含まれている可能性のある食品
添加物が良くない理由
「添加物はなんとなく良くない」というイメージはあるかもしれませんが、日常的に意識している方は少ないと思います。
買い物をする際に、添加物の欄を見ながら選んでいる方は少ないですよね?
スーパーやコンビニで売られている食品には食品表示ラベルがついていて、そこを見ると「原材料名」を確認できます。
原材料名は「食品原料」「添加物」の順に表示されていて、通常は使用量の多い順に表示されます。
添加物の種類はとても多く、主要なもので「着色料」「保存料」「甘味料」などがあります。
添加物の歴史は浅く、人間への安全性は完全には確認されていないのです。
またアメリカでは発癌性が確認されたために使用が禁止されている「赤色2号」という合成着色料が、日本では今でも使われているのが現状です。
添加物の多くは科学的に合成されたもので、自然界には存在しないものが多くあります。
これらは人間の体がうまく処理しきれずに、肝臓や腎臓がダメージを受けたりアレルギーになる可能性があります。
しかし避けるべき食品を理解していれば、こういった症状が起こる確率を下げることができます。
避けるべき添加物4選
添加物は合計で約1500品目あり、大きく下記のようなグループに分けられます。
「指定添加物」
厚生労働大臣が使用して良いと定めたもの
「既存添加物」
日本で長く使用されてきたもの
「天然香料」
植物や動物をもとにした香料
「一般飲食物添加物」
通常は食品として使用されているものを添加物として使用したもの
これら1500品目の中から、危険性の高い添加物である下記の4つについて解説します。
①赤色2号
②亜硝酸ナトリウム
③カラメルIII・カラメルIV
④OPP(オルトフェニルフェノール)
赤色2号
名前の通り、赤色に着色することができる合成着色料で、かき氷の赤いシロップに含まれていることが多いです。
その他ジュースの着色にも使用されていることがあり、アメリカで行われた動物実験で発癌性の疑いが発見され同国では使用が禁止されています。
亜硝酸ナトリウム
発色剤として使用されていて、ハムや明太子などに使用されていることが多いです。
実は亜硝酸ナトリウム自体には害はないのですが、肉などに含まれる物質と反応して生成される「ニトロソアミン類」に発癌性が認められています。
カラメルIII・カラメルIV
食品用の着色料でコーラやアイスクリーム、焼肉のたれなどに含まれていることがあります。
原料にアンモニウム化合物が含まれていて、それが熱処理によって発癌性物質「メチルイミダゾール」に変化するため避けた方が良い添加物です。
ちなみにカラメルI・カラメルIIもありますが、これらにはアンモニウム化合物が含まれていないので安全です。
ただ添加物表記には「カラメル色素」としか表記されていないので、どれが使用されているのか分からないのが現状です。
オルトフェニルフェノール
日本ではかつて、防カビ剤として使用されていた農薬で、海外から輸入される「レモン」や「オレンジ」などに使用されます。
こちらも動物実験で発癌性が認められているので、危険な添加物です。
避けるべき食品3選
上記で解説した内容を踏まえて、特に気をつけるべき食品を紹介します。
明太子
国立がん研究センターによると、食塩摂取量が多いほど胃がんのリスクが高くなっており、特に明太子やいくらのような塩蔵魚卵を頻繁に食べるほどリスクが高くなっています。
明太子には先ほども解説した「亜硝酸ナトリウム」が含まれており、これが魚卵に含まれるアミンと反応し、発癌性物質「ニトロソアミン類」に変化します。
また明太子には赤色に着色する合成着色料が含まれていて、こちらも体によくありません。
砂糖ゼロのお菓子
これは砂糖よりも危険な添加物が使用されている可能性があり、注意が必要です。
このような食品に使用されているのが、「アスパルテーム」という人工甘味料です。
これは砂糖の100~200倍の甘みがあるのですが、動物実験で白血病やリンパ腫が発生することが認められています。
食パン・菓子パン
パンの中には劣化を防ぐために「臭素酸カリウム」という添加物が使用されていることがあります。
これは発癌性があるので要注意です。
ただ臭素酸カリウムは原材料欄に記載する必要がないとされているので、私たちが確認することはできません。
まとめ
今回は食品添加物の危険性について解説しました。
①添加物がよくない理由
添加物は使用されるようになってからの歴史が浅く、安全性が完全に確認されたわけではありません。
また体が処理しきれずにダメージを受ける恐れがあります。
②避けるべき添加物
赤色2号、亜硝酸ナトリウム、カラメルIII・カラメルIV、オルトフェニルフェノールは体に有害なため注意が必要です。
③避けるべき食品
明太子、砂糖ゼロのお菓子、食パン・菓子パンは将来の病気につながる恐れもあり、注意が必要です。
添加物について少しでも参考になれば嬉しいです。
今回の記事は下記の文献を参照しています。
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